「心配性」だから世界一になれた――先手を打ち続けるトップの習慣

スイーツが好きな方なら「PATISSIER eS KOYAMA(パティシエ エス コヤマ)」や「小山ロール」という言葉を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
創業者である小山進さんは、日本全国に「小山ロール」でロールケーキブームを巻き起こし、世界でも名だたるチョコレートのコンテストで次々と最高位である賞を受賞されており、パティシエとしても実績を持った上に、経営者や著作家としてもご活躍されている方です。

小山さんのパティシエとしての腕はもちろん、徹底した仕事ぶりも「カンブリア宮殿」「情熱大陸」などといった有名メディアに取り上げられることも多く、その本質を読めるのが本書だと感じました。
もともとが心配性だからと先を見てあらゆることを想定したうえで、細かな部分までタスクを明確にして先手を打ちながら仕事をされているからこそ、あらゆる場面で実績を積まれているのだと思います。

また、仕事の進め方だけではなく、自分をどう見せるかという点でも小山さんは細部までこだわられているのが印象的です。
パティシエという職業柄もあるのかもしれませんが、どこを切り取っても自分がどう見られたいかを意識して見た目や言動すべてに配慮をされています。

そんな風に仕事をされてきたからこそ小さなチャンスをコツコツものにし、多方面でご活躍される方になったのだと思うと、そのメソッドを学べる本書はたくさんの方に読んでいただいたいです。

・仕事でさらに実績を積みたい方
・心配性で細かいところが気になってしまう方
・先を読んで仕事を進めたい方 にはより読んでいただきたい一冊です。

本書を読んだ方の日常がさらに彩りのあるものなることを祈っております。