タリーズコーヒージャパンの創業者、松田公太氏の著書『すべては一杯のコーヒーから』。
27歳で起業を志し、大手銀行という将来安泰とも思える会社を退職するというところから、この男の物語は始まります。
起業していくその半生はまさに波乱万丈で、情熱を持って目標や夢を追い続けている姿が描かれています。
最初の方で、こう書かれています。
どんなことをするにも情熱の有無で結果は大きく変わってくる。私は人より特別な才能を持っているとは思っていない。ただ、自分の信じた事に寝食を忘れて打ち込むことはできる。
まさにこの生き方を体現されているということが、文字を通して伝わってきます。
当時は店内に寝袋を持ち込んで日々必死にビジネスに取り組み、やがてその情熱と想いはタリーズコーヒージャパンを絶対的な存在として確立させることができました。
お金があったわけでも、コーヒーの知識やコネがあったわけでもありません。
一介のサラリーマンがなぜこうした偉業を成し遂げられたのか。
本書では、夢や目標を持つこととその捉え方、情熱、強い意志の起こす力など、人生という物語を通してたくさんの学びがあります。
これから起業を志している人や、情熱を持って生きていきたい人、熱い人生に憧れている人におすすめの一冊です。