弁護士の谷原誠氏の著書『「いい質問」が人を動かす』。
弁護士がこのような本を執筆されていることが珍しいように感じましたが、職業柄様々な対人関係や時間術を磨いてこられた経験から数冊出版されているようでした。
質問力。
営業だけでなくどの仕事にも生き、そして人間関係を良好にしていく上で欠かせない力となる可能性を秘めています。
「思考させる」「回答させる」という二種類の質問の意図の説明から始まります。
「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」というよく耳にする質問法から、5W1H(ベーシッククエスチョン)を大事にすること、なぜと問い詰めるのではなく答えやすいように質問をするためのチェックポイントが書かれており、日常にも応用できそうなことが数多く記されています。
「いい質問」と本のタイトルにもあるように、単なるその質問はいいものかどうかをこれから意識してみると、仕事やプライベートがより円滑に進むかもしれません。
あまり質問力という観点を持たなかった人、人と関わることが好きな全ての人にオススメの一冊です。