株式会社ドトールコーヒー創業者の鳥羽博道氏の著書『ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記』。
当時の喫茶店のイメージを激変させるという使命感のもと、新しく明るい店内と驚きの価格帯でコーヒーを提供する喫茶店を創業される、鳥羽博道氏の半生が書かれた一冊です。
物事を立ち上げる熱意や覚悟が、迫り来る逆境に対峙するたび問われているようで、それを乗り越えていく鳥羽氏の想いが随所に感じとれます。
開業資金の700万円を騙し取られたところから始まるものですから、並大抵の壁や逆境ではありません。
これから起業を目指す人、仕事を本気で一生懸命頑張っていきたい人、大きな組織のリーダーとして引っ張っていく存在となりたい人には必読の本です。
ドトールコーヒーはフランチャイズチェーンというビジネスモデルを広く展開しています。
立ち上げ時だけでなく、フランチャイズ店舗を任せるオーナーと、共に豊かになっていくために大切にされている心構えなど、リーダー像の話もふんだんに詰め込まれています。
情熱を燃やして挑戦している人たちにおすすめの一冊。