福岡市長の高島宗一郎氏の著書『福岡市を経営する』。
市を経営とはどういうことかというのと、著者の高島宗一郎氏は史上最年少で市長になった方という、タイトルと著者だけで興味が惹かれる本書ではありますが、書かれていた内容はどの仕事をしている人にも通ずる内容でした。
元アナウンサーという異色の経歴だからこその、市長になる前からの苦労話は本質を突く学びに溢れています。
出馬の時点で「友達がいなくなった」という経験をされています。
協力してくれると思っていた人に連絡がつかなくなる。かわいがっていた後輩から返事が来なくなる。
選挙活動を通して、共に闘ってくれる人こそが同志であり、その見極める力がついたとお話されています。
これはどの挑戦をされる方にも経験があるかもしれません。本当に苦しいときに共にいる人達。そういった人達こそ大切にしたいものです。
そして当選してからも波乱は続きます。
若い市長の言うことは聞かなくていい、と市民からの声を浴びた高島氏は、認めてもらうことに対してこう書かれていました。
「小さくても結果を出し続けること」。
地道で愚直な行動と、小さくても結果を出していくことが大事だと説いています。
また、「部分最適」ではなく「全体最適」で決断すること、リーダーシップについて、若くして人を導く立場として、現状をどうやったら打破できるかということを徹底的に突き詰められています。
SNSも活用し、新たな試みを今も常にされているチャレンジングな方であることが伝わってきます。
https://www.instagram.com/takashima.fukuoka/
リーダーシップを学ぶ方、新たに何か挑戦しようとしている方にオススメの熱い一冊です。