研究者、メディアアーティストとして各分野で活躍されている落合陽一氏の著書『魔法の世紀』。
「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」という有名な言葉があるように、これから来る時代について書かれています。
AIやロボティクスの発展が著しい近年、今後どのような時代が到来するのかに考えを巡らせる人も増えたかと思います。
科学技術のブラックボックス化が加速して、なぜそうなっているかを理解することが困難になってきました。
落合陽一氏は本書で、20世紀につくられた「映像の世紀」を経てやってくるのが「魔法の世紀」だと説いています。
この「魔法の世紀」がどのような世界なのか、人間とAI、コンピュータ技術とどう生きるか、科学と共生する生き方が重要になってくるという内容からは、これからの世界の発展を楽しみに思えるような内容も記されています。
近未来や科学技術、落合陽一氏の考え方に興味のある方は、必読の一冊になるでしょう。