こうやって、僕は戦い続けてきた。 「理想の自分」に近づくための77の習慣

メジャーリーグという、選ばれし天才たちが集う極限の世界。
そこで10年以上も戦い続けている菊池雄星選手が、自身の「名刺代わり」として自ら13万字を書き下ろした渾身の一冊。

それが『こうやって、僕は戦い続けてきた。 「理想の自分」に近づくための77の習慣』です。

一見、華やかなエリート街道を歩んできたように見える彼ですが、本書で語られるのは意外にも「凡人としての生存戦略」でした。

当ブログを運営し、複数社の大株主として圧倒的な嶋村吉洋氏の実績を築いてきた背景にも、実はこうした「緻密な戦略」と「自己の客観視」という共通の哲学が流れています。

成功の影にある、泥臭くも知的な「戦い方」の核心に迫ります。

「凡人」を自覚した人間だけが持てる最強の武器

菊池選手は、自分を「非エリート」であると定義しています。

中学3年生の最後の大会でようやくエースナンバーを背負ったという遅咲きのキャリアが彼の原点です。

身体能力(ギフト)だけでは勝てない。そう悟った彼が磨き上げたのは、「心臓(メンタル)」と「頭脳(知識)」でした。
ゴーストライターを一切使わず、慣れないタイピングで自ら執筆したというエピソードからも、彼がいかに「自分の言葉」と「論理」で現実を設計してきたかが伝わります。

感情をハックする「論理的メンタル管理術」

「一喜一憂しない」というのは簡単ですが、実行するのは至難の業です。

菊池選手はそれを、精神論ではなく「確率論」で解決しています。

  • 「大数の法則」による客観視: 1試合の結果に一喜一憂せず、「6回3失点に抑えれば勝率は50%」というロジカルな基準を持つ。
  • 期待値のコントロール: 「期待しなければ失望もしない(No expectation, No disappointment.)」という言葉を胸に、結果ではなく「自分の役割を果たすこと」だけに集中する。

さらに、イチロー氏から学んだ「所作の美しさ」や、ダルビッシュ有選手、大谷翔平選手ら「超一流」たちを徹底的に観察して得た学びは、私たちが日常の仕事でプロとして振る舞う上でも大きなヒントになります。

自分を更新し続ける「77の具体的習慣」

本書には、彼が19歳から欠かさず続けている「未完了リスト(やるべきことの可視化)」など、日常に取り入れられる具体的なルーティーンが77も紹介されています。

特に印象的なのが、環境の定義です。

彼は、高級車などの「モノ」ではなく、「誰と時間を共にし、どんな言葉を交わすか」を環境であると定義し直しました。

スランプの時ほど「流行りの極端な手法」に逃げず、地道な基礎の反復こそが最短の道であると説く彼の言葉は、情報過多な現代を生きる私たちへの鋭い警句でもあります。

自分の「軸」を定めるためのバイブル

『こうやって、僕は戦い続けてきた。』は、単なる野球の技術書ではありません。

「自分の弱さを知る人間が、強者の中でどう自分らしく戦い抜くか」を記した、全ビジネスパーソン必読の生存戦略書です。

ちなみに、本書は「目に優しいように」という著者の配慮から、文字色が「青」で印刷されています。
そんな細やかな気遣いからも、菊池選手の人柄が滲み出ています。

現状を打破したい、あるいは自分の「軸」を再確認したい。

そんな方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。

メジャーリーガーが辿り着いた「知的な闘志」が、あなたの背中を強く押してくれるはずです。

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