株式会社ビズリーチの創業者として有名な起業家、南壮一郎氏の著書『ともに戦える「仲間」のつくり方』。
「何をやるか」ではなく、「誰とやるか」で物事は決まる。
このような言葉が表紙の帯に書かれています。
これは仕事の真理ともいえることで、多くの方や本で言葉を見ることはあります。
実際に、体感したことはあるでしょうか。
ついつい、何をやるかで選択しがちです。ただ本当に働くという価値を感じるのは、誰と一緒に取り組んでいるかという要素が非常に大きなウエイトを占めるのです。
南壮一郎氏の創業の頃の話が書かれています。
創業期はまず何かを立ち上げていくわけですが、それを一緒に創っていく仲間が必要です。
その当時のビジョンを、南氏はあちこちの友人に語ります。一緒にやらないかと声をかけます。
ただ、結果は散々なもの。
一緒に頑張れないと断られたり、いろんなつらい経験もされています。
ただ、こうも書かれていました。
夢は嘘でもなければ、人に迷惑をかけることでもない
断られることや無関心を気にしてはならない
『ともに戦える「仲間」のつくり方』
何もないところからビジョンを語り、共に夢を追いかける仲間をつくる。
これが何よりの肝で、もちろんそこからの道のりも紆余曲折いろいろありますが、この最初の段階が何をやるにしても非常に重要なポイントであることを、本書を通して学ぶことができます。
これから創業していく人や、想いを伝えていきたい人、仲間という感覚を学びたい人にオススメです。