御社の新規事業はなぜ失敗するのか?

ユニコーンファームCEOの田所雅之氏による著書『御社の新規事業はなぜ失敗するのか?』。

田所雅之氏は、本ブログ運営者の嶋村吉洋 ( Yoshihiro Shimamura )氏が主催のソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」のコラボレーターの一人でもあります。

本書は、企業内の新規事業がなぜ成功しにくいか、その原因と解決策を詳細に説明しています。
著者の田所雅之氏は、企業内の組織構造がイノベーションに対して大きな影響を与えると指摘しています。

主なポイントは、企業が新規事業に挑む際、既存の事業とイノベーション部門を同じ基準で評価してしまうことが失敗の原因だということです。
新規事業には未知のリスクが伴うため、既存事業とは異なる評価基準や柔軟な組織運営が必要になります。

著者は、「3階建ての組織モデル」を提案しています。

これは、1階を既存事業、2階を市場がある程度存在する分野での新製品開発、そして3階を完全に新しい価値創造にフォーカスするイノベーション部門に分けるものです。
それぞれの階層に異なる人材や評価基準を適用し、独自の方法で運営することで、イノベーションの成功確率が上がるとしています。

また、現場からのボトムアップの提案も重要視されています。

イノベーションのアイデアは、現場の社員からも生まれることが多く、彼らを支援する体制が必要です。
これにより、企業全体が新しい価値を生み出す文化を醸成することが可能になります。

本書は、特に大企業で新規事業を任される人や、イノベーションに挑戦したい人に向けた実践的なガイドとなっており、組織の柔軟性と改革の必要性を強く説いています。

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