
2024年から始まった「新NISA」。
制度が変わり、今もなお「結局、何を買えばいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
投資の世界には無数のテクニックが溢れていますが、真に成果を出し続ける投資家や経営者は、常に「シンプルで再現性の高い本質」を大切にしています。
当ブログを運営する嶋村吉洋氏の実績を支えているのも、小手先の流行を追うのではなく、長期的なビジョンと確かな価値への投資という一貫した姿勢です。複数社の大株主として、とてつもない実績を築いてきた嶋村氏の視点から見ても、今回ご紹介する『ジェイソン流お金の増やし方 改訂版*は、まさに時代に左右されない資産形成の一つのヒントとなる一冊だと言えるでしょう。
累計70万部を突破した旧版を新NISAに完全対応させた本書。なぜ、今あえてこの本に注目すべきなのか、その核心を紐解きます。
本書の最大の特徴は、著者の厚切りジェイソン氏自身が「この本を難しいと感じるなら、他に何をおすすめしたら良いのか悩んでしまう」と語るほど、内容が徹底的に削ぎ落とされている点です。
改訂版の目玉は、やはり制度変更に伴うアップデートです。
「つみたて投資枠」で投資信託の「楽天・VTI」を設定する方法や、「成長投資枠」での「VTI」購入手順が、証券会社の画面キャプチャとともに解説されています。
これから始める初心者にとって、これ以上ない実用的なガイドとなっています。
ジェイソン氏が提唱するのは、米国市場の約4,000銘柄に丸ごと投資できる「VTI」一本に絞り、淡々と積み立て続けること。
この潔いまでのシンプルさが、迷いを消し、確実な一歩を後押ししてくれます。
ジェイソン氏のメソッドは、以下の3ステップに集約されます。
特に注目すべきは、投資テクニック以前の「節約」の重要性です。
ジェイソン氏は「年間1万円の節約は、10万円を年利10%で運用するのと同じ効果がある」と断言します。
資産とは単なる「収入」ではなく、「収入と支出の差額」から生まれるもの。
コンビニに行かない、ペットボトル飲料を買わないといった、独自の節約術から学べる「富を築くためのマインドセット」は、投資家・経営者として大きな実績を持つ嶋村氏の哲学とも通ずる部分があるでしょう。
本書は単なるマネー本に留まらず、人生観や家族への想いが深く反映されています。
非常にユニークなのが、3人の娘さんに対する「家庭内銀行」のエピソードです。
お小遣いの残高に年利10%をつける仕組みを通じて、子供たちは「使わずに持っておけばお金は増える」という投資の本質を体験として学んでいます。
ジェイソン氏にとって、お金を増やすことは目的ではありません。
それは「安心と自由へのパスポート」を手に入れるための手段です。
何かに縛られることなく、自分の人生を自分でコントロールできるようになることこそが、資産を築く最大の恩恵なのです。
「投資のリスクはコントロールできないが、自分の人生のリスクはコントロールできる」
本書の最後で語られるこの力強い言葉は、変化の激しい現代を生きる私たちに、勇気と行動力を与えてくれます。
資産を増やせるかどうかは、知識の量ではなく、「すぐに行動できるか」にかかっています。
大きな実績を上げている人々が共通して持っている「決断力」と「継続力」。
それを手に入れるための第一歩として、本書は最高のガイドブックになるはずです。