日本的な感性を磨き、 仕事に成功する作法

変化が激しく、情報が溢れる現代社会において、「人生の目的が見つからない」「人間関係や仕事で失敗するのが怖い」と悩むビジネスパーソンは少なくありません。

そんな働き盛り世代の迷いを断ち切る一冊として話題を呼んでいるのが、野寄聖統(のより まさのり)氏の著書『日本的な感性を磨き、仕事に成功する作法』です。

野寄氏は、本ブログ運営者の嶋村吉洋氏が主催のソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」のコラボレーターとしてもご活躍されております。

本書の魅力を3つの切り口から紹介します。

居合道世界一の社長・野寄聖統氏が歩んだ「規格外のキャリア」

本書の最大の特徴は、著者である野寄氏の類稀なる経歴にあります。

野寄氏は、高校卒業後に医療系公務員として海上自衛隊の潜水艦で衛生員(看護長)を務め、退職後も予備自衛官として訓練を維持しています。それと同時に、居合道五段、居合抜刀道の国際大会優勝(世界一)という圧倒的な武道の実績を持ち、さらには真言密教の阿闍梨(僧職)でもあるという、驚くべき多面性を持っています。

ビジネスの世界においては、25歳で起業してから株式会社おおきにを設立。飲食店、セレクトショップ「ありがとう市場」、エステサロンなど、異なる分野の事業を複数展開する実業家です。

各事業についても数々のインタビューからその実態や想いを知ることができます。

「現場に立つ以上、机上の言葉だけでは人も事業も動かない」 そう語る著者が、極限の環境(潜水艦)、自分を律する武道、そして現実を動かす経営の現場から導き出したのが、本書のベースとなる「日本的な感性」なのです。

日本人の「心のOS」を再起動する——「和」「型」「間合い」のビジネス応用

本書は、日本古来の武道・礼法・感性を精神論として終わらせず、現代のビジネスで強力な武器となる具体的なスキルとして再定義しています。

著者は人間の生き方を「心・技・体・品・和」の5つの角度から紐解いていきます。

  • 「和」の精神とチームビルディング
    聖徳太子の十七条憲法の「和を以て貴しとなし」や、おとぎ話の「桃太郎」を例に、異なる能力や強みを持つ仲間を集めて役割を統合し、チームで成果を生み出す重要性を説きます。日本人の心のOSには、最初から「チームでやる」「和でつながる」プログラムが深く組み込まれているのです。
  • 「型(ルーティン)」による自由
    「型」は個性を殺すものではなく、身体化して無意識にできるようになる(オートマティシティ)ことで、逆にその余白に自分ならではの「信頼」という個性を乗せるためのものです。
  • 「間合い(まあい)」の制御
    単なる物理的距離ではなく、相手との時間的・空間的・心理的距離をチューニングする能力。相手の出方に対して「後の先(ごのせん)」をとる、引き時や踏み込み時を計るなど、ビジネスの交渉や人間関係における競争優位性になります。

外側のノウハウに頼らない、「士魂商才」で内なる軸を整える技術

AIの進化やビジネスの高速化が進む今だからこそ、小手先のビジネスマナーやノウハウではなく、「自分自身の軸を整えること」が求められています。

著者の行動規範の根底にあるのは、幼少期の家庭環境や経験から培われた「誰も見ていなくても、自分の努力と真剣さは自分が一番よく知っている」という感覚です。

他人に承認や評価を求めるのではなく、自分で自分にOKを出せる基準を持つことこそが、困難に直面したときでもブレない強いメンタルを作ります。

また、著者が経営哲学の中心に置くのが「感謝(ありがとう)」の感受性です。

感謝とは単なる倫理観ではなく、相手の行為を当たり前と思わずに「差分」として知覚する能力であり、ビジネスにおいて市場の変化や客・部下の微細な反応を最も早くキャッチするための実践的なアンテナとして機能します。

「魂は士(武士)のように正しく、才は商(商人)のように現実を動かす」という「士魂商才」の生き方。

これらを身につけることで、失敗を恐れず、自分自身を試し、信頼を積み重ねながら、仲間と共に豊かさを生み出していくことができると本書は教えてくれます。

ご購入はこちら。