リーダーの言語化 「あいまいな思考」を「伝わる言葉」にする方法

「もっと主体的に動いてほしい」
「いい感じにまとめておいて」
リーダーとして良かれと思って発した言葉が、現場で意図しない方向に解釈され、空回りしてしまった経験はないでしょうか。

今回ご紹介するのは、言語化のスペシャリスト・木暮太一氏の著書『リーダーの言語化 「あいまいな思考」を「伝わる言葉」にする方法』です。

木暮氏は、本ブログの運営者でもある嶋村吉洋氏が主宰しているソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」において、インタビュー(こちらから読めます)を受けられており、そこでも「わかったつもりになる言葉を排除し、分解することの大切さ」を強く語っています。

この対談を読むと、なぜリーダーに「言語化の技術」が必要なのかがより深く理解できます。

「コミュニケーション」という行動は存在しない?

ワクセルのインタビューの中で、木暮氏は非常に興味深い指摘をしています。

それは、「『コミュニケーション』という行動はこの世に存在しない」ということです。

「コミュニケーションを取ってください」と言われても、具体的に何をすればいいか分かりません。
実際にできるのは「メールを送る」「LINEを返す」「相手の話を最後まで聞く」といった具体的な行動だけです。

「コミュニケーション」のような、分かったつもりになれる「概念論」を、誰でも実行できる「行動」にまで分解すること。

これこそが、本書で説かれている「言語化」の真髄です。

リーダーの言葉が「あいまい」な理由

なぜリーダーの言葉はあいまいになりがちなのでしょうか。

それは、リーダーの頭の中にある「理想の状態」が、言葉に変換される過程で削ぎ落とされてしまうからです。

  • 「スピード感を持って」 → 具体的に何日以内なのか?
  • 「質の高いアウトプットを」 → 誰が、いつ、どのような基準で満足する状態か?

本書では、こうした「リーダーの頭の中にあるボヤッとした正解」を、「動詞」「数値」「状態」を使って具体化するステップが詳しく解説されています。

指示が変われば、チームの「迷い」が消える

本書のメソッドを実践すると、チームに劇的な変化が起こります。

  • 部下の「待ち」の時間が減る: 何をすべきかが明確なので、即座に行動に移れる。
  • 手戻りがなくなる: 認識のズレが解消され、一発で正解にたどり着ける。
  • 信頼関係が深まる: 根性論や精神論ではなく、論理的な言葉で対話できるようになる。

ワクセルの記事でも語られている通り、「底(最低限のラインや具体的な目標)を明確にする」ことは、メンバーの不安を取り除き、パフォーマンスを最大化させることにつながります。

言葉はリーダーにとって最大の「武器」である

『リーダーの言語化』は、単なる伝え方の本ではありません。

「自分の頭の中を整理し、相手を確実に動かすための設計図」の作り方を教えてくれる本です。

「自分の思いがうまく伝わっていない」と感じているなら、まずはワクセルのインタビュー記事で木暮氏の哲学に触れ、その上で本書を手に取ってみてください。

あなたの発する一言が、チームを動かす強力なエネルギーに変わるはずです。

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