ユニ・チャーム式 自分を成長させる技術

ユニ・チャーム式 自分を成長させる技術_嶋村図書館

ユニ・チャームと聞けば、誰もがCMなどで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そうです、ベビー用品おむつや生理用品市場でトップのシェア率を誇る企業であり、アジア1位・世界でも3位という圧倒的な結果を創られています。

著者・高原豪久さんは39歳という若さでユニ・チャーム二代目社長として就任され、最初は若さ故に株価が下がりながらも企業で特価した事業を見極めたうえで集中的に取り組むことで、海外売上比率を1割から6割に押し上げる実績を創られた敏腕経営者です。
そもそものユニ・チャームは先代のカリスマ性を活かした経営から高原さんが共振の経営へとシフトチェンジされてから、より実績を伸ばされています。

そのシフトチェンジする際に取り入れたのが本書に記載されているSAPS経営であり、高原さんが大事にする時代の変化に柔軟に対応し、上司の指示を待たず自分で行動する社員を育成する土台となった文化になります。
この文化を定着させるために、高原さんご自身がこまめに現場の社員とコミュニケーションを取りながら大切な価値観を懇々と伝えられていたことには「一部上場企業の社長がそこまで…!?」と衝撃を受けました。
ですが、その熱意こそが社員の心を動かし、今のような主体性を持った人材を育成するまでに至ったのだと感じました。

本書に記載されているユニ・チャームで取り入れられたSAPS経営とは「1週間の行動計画を立て、実行して効果測定し、また週の計画を立てる」ことで、まずは成果ではなく日々の行動に着眼しており、必要な行動をすれば結果になるということを立証されていると感じます。

そんな本書は下記の方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
・目標を立てるものの、具体的な行動に落とすのが苦手な方
・チームで一体感を持って行動する文化を創りたい方
・コミュニケーションを大事にしながらチームで結果を創りたい方
・個々が主体的に行動するチームを形成したい方

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